DevOpsに取り組む際に読むと良い書籍
エンドユーザーにより早く、高い価値を提供するために、アジャイル開発やDevOpsが唱えられてから数年たちました。Web系の企業では一般的なプラクティスかもしれませんが、受託開発の領域ではまだまだこれからの普及かもしれません。キーワードは知っているけど、内容はこれからという方に次の書籍をお勧めします。継続的インテグレーションからDevOpsの順で記載します。
- 作者: ポール・M・デュバル,スティーブ・M・マティアス,アンドリュー・グローバー,大塚庸史,丸山大輔,岡本裕二,亀村圭助
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/08/06
- メディア: 単行本
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少し古いですが最初にCI(継続的インテグレーション)について解説した本。素早くコードの不備を発見するプラクティスについてまとめている。
改訂新版Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 佐藤聖規,和田貴久,河村雅人,米沢弘樹,山岸啓,川口耕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Jenkinsの導入から運用までカバー。Infrastructure as Codeもおさえている。
継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化
- 作者: David Farley,Jez Humble,和智右桂,高木正弘
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/03/14
- メディア: 大型本
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継続的なサービス改善のため、ビルド、デプロイ、テスト、リリースの自動化についての本格的な解説書。
DevOpsについて小説調で書いていてわかりやすい。開発と運用の各チームが共に成長していく様を見ることができます。
ソフトウェアのアーキテクチャからDevOpsに着目した書籍。
この中ですと「The DevOps」からスタートすると前提知識なしにはいれるので、よいかもしれません。ご参考までに。
人工知能の基礎をおさえたいときに読むとよい書籍
数年前から「第三次人工知能ブーム」が来ています。人工知能を支える基盤技術(例えばクラウドや、データ分析のためのテクノロジー)が充実し、利用しやすくなったため、普及しはじめました。昨今のビジネス環境としては、ITエンジニアとしても、そうでないビジネスパーソンとしても「人工知能」はおさえておくべき重要なキーワードです。 そこで今回は人工知能の基礎をおさえることができる書籍、さらに自分で人工知能を作るために必要な知識をまとめた書籍をご紹介したいと思います。
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
- 作者: 松尾豊
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: 単行本
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AI研究の専門家による入門書。これまでのAIの背景、これからのAIが進むだろう道、さらに重要なキーワードの解説もあり、読みやすい。
新書。直近のAI事例の収集に最適。
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
- 作者: 斎藤康毅
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/09/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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人工知能(DeepLearning/深層学習)の作り方についてPython3を用いて解説。
Excelのサンプルを動かしながら人工知能を体験することができる。領域的にはかなり広く取り扱っている(わかりに内容の深さは浅いです)。
Python機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践 (impress top gear)
- 作者: Sebastian Raschka,株式会社クイープ,福島真太朗
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Pythonとライブラリを用いて、機械学習の「理論と実践」を習得できる。
以上です。
アジャイル開発に取り組む前に読むべき書籍
エンタープライズ領域、受託開発領域でも徐々にアジャイル開発(スクラム)は広がりを見せています。これからアジャイル開発(スクラム)に取り組もうとしている方はこちらの書籍に目を通してはいかがでしょうか?
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アジャイルの第一歩はこれ。出版当初は各地で「道場」という名の読書会が開かれました。
- 作者: 西村直人,永瀬美穂,吉羽龍太郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/02/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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主人公がアジャイルをチームに適用していく姿を物語調で。
スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-
- 作者: Mitch Lacey,安井力,近藤寛喜,原田騎郎
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2016/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スクラムをはじめてから壁にあたった人・チームへ著者の経験に基づいた解決策を、「物語」→「モデル」→「成功の鍵」という構成で語っています。
スクラム実践入門 ── 成果を生み出すアジャイルな開発プロセス (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 貝瀬岳志,原田勝信,和島史典,栗林健太郎,柴田博志,家永英治
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スクラムの基礎を概要で抑えられる。日本のWebサービス企業が実勢している事例が多く参考になります。
- 作者: 英繁雄,奈加健次,平岡嗣晃,前川祐介,長瀬嘉秀,関西電力株式会社協力
- 出版社/メーカー: リックテレコム
- 発売日: 2013/10/05
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欧米流のアジャイル開発を日本で適用するために考慮しておきたいガイド。大規模アジャイルの適用事例など。最近、Microsoftの牛尾さんが、文化のインストールということもおっしゃっており、下記のポストとそれに紐づく関連の議論をおさえておくとよいです。
simplearchitect.hatenablog.com
以上です。ご参考になれば!
ファシリテーション能力を身につけるときに読むべき書籍
ITエンジニアがファシリテーション能力を発揮する場はますます増えています。小さな場からすると、ミーティングでのひとまく、期間が長いものを考えるとプロジェクト期間中のファシリテーションなど。働き方改革(端的には労働時間を短く)とイノベーション(新ビジネスや新しいアイデアによるビジネス拡大)の両立を求められている昨今、ますますチームの能力を最大限に引き出すスキルが必要です。
そこで今回は、「ファシリテーション」能力を身に着けるため、磨くために読むべき書籍をご紹介したいと思います。
ファシリテータとはなんぞやを小説風に解説しています。リーダーズインテグレーションなど個別のスキルの適用例も分かりやすいです。
プロフェッショナル・ファシリテーター---どんな修羅場も切り抜ける6つの流儀
- 作者: ラリー・ドレスラー,森時彦,佐々木薫
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/07/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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米国を代表するファシリテーターの著者が、ファシリテーション・マインドの鍛えかたについて語ってくれています。
システム開発現場のファシリテーション ~メンバーを活かす最強のチームづくり~
- 作者: 新岡優子,前川直也,西河誠,小田美奈子,上田雅美
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/01/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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システム開発現場に適用した事例を紹介。
反常識の業務改革ドキュメント??プロジェクトファシリテーション[増補新装版]
- 作者: 関尚弘,白川克
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/08/12
- メディア: Kindle版
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古川電工の人事業務の改革プロジェクトを題材にした書籍。感動もの。特にコミュニケーションについてプロジェクト管理の側面からではなく、ファシリテーションのスキルから解説しているところは面白い。
ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ)
- 作者: 堀公俊,加藤彰
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 単行本
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おすすめ。議論を見える化するために「グラフィック」(ホワイトボード、模造紙、ノート、などに議論を絵で描いて見える化する)を活用する解説書。活用場面が多く、空中戦になりがちなミーティングを一定の場所につなぎとめ、前に進めるテクニックを身に着けることができる。
Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書
- 作者: 清水淳子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: 単行本
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上記のファシリテーショングラフィックは少し古い(2006年、それでも名著)ので、その知識のアップデートに活用できます。絵がきれい。地味に「棒人間」の書き方とか役にたちます。
以上です、ご参考になれば。
新人ITエンジニアにおすすめの書籍
まもなく4月ですね。
IT業界のも新人エンジニアの方がたくさん入社してくることだと思います。そんなみなさんにぜひ読んでいただきたい書籍を整理して掲載しようと思います。
プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識
- 作者: 矢沢久雄
- 出版社/メーカー: 日経ソフトウエア
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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もっとも基本のプログラムがなぜ動くことができるのかを把握することは重要です。CPUとプログラムの関係は?
【電子合本版】Code Complete 第2版 完全なプログラミングを目指して
- 作者: Steve McConnell
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/04/14
- メディア: Kindle版
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重い本。ただこの本(紙の書籍の場合は上下の2冊)を読むことができたらコード(プログラム)について自信を持てるようになります。一人で読むことが難しい場合は、ぜひ周りの新人さんを巻き込んで読書会を開いてはいかがでしょうか。
- 作者: 竹下隆史,村山公保,荒井透,苅田幸雄
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ITの基礎知識としてネットワーク関連の知識も重要です。昔からある分かりやすい名著!
プログラムを書くことだけがエンジニアの全てではないです。プログラミング(ハードスキル)以外に、エンジニアが押さえておくべきソフトスキル(人生の攻略法?)を知ることができます。
- 作者: Andrew Hunt,David Thomas,村上雅章
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2016/10/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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SOFTSKILLSに似ていますが、こちらはよりハードスキルに着目しています。
書籍を通して知識を継続して身に着けていく機会をぜひ新人のうちにおつけください!